自動航行
写真測量をするための全ての準備が整ったら、いよいよ3D-Modelingのための空撮です。
私はDJIのPHANTOM4を使っているので、GS-PROというアプリを使用して自動航行を行います。
GS-PRO「DJI」
https://www.dji.com/jp/ground-station-pro
写真測量の作業規定に則って、オーバーラップ率90%、サイドラップ率70%になるように飛行ルートを設定し、撮影します。
飛行させる前に設定をし、プロジェクトの保存をしておけば、現地に行って飛行開始をするだけで、あとは自動で空撮を行います。
以前にも説明しましたが、カメラアングルが綺麗な3D-Modelingを行ううえでのポイントで、真下を向けた90度で撮影するのと少し傾けた70度で同じルートを撮影すると、とても綺麗な3D-Modelingが行えます。
撮影したデータの解析を行うSfMソフトにもよりますが、ターゲット(標定点)を設置し撮影することで位置補正も行えるので、精度の高いデータを作成したい場合は標定点を設置すると良いでしょう。
中心の座標と標高をTSなどで測っておいて、SfMソフトに撮影したデータを取り込むと、ターゲットを自動認識し補正をしてくれます。
昨年度、私が担当した工事のカメラアングル90度と70度で撮影した写真枚数はトータル650枚。
それをSfMソフトに取り込んで解析した位置補正結果がこちらです。
凄い精度ですね。
ドローン本体に搭載されているGPSの精度も影響するので、撮影条件が整えば良い精度の3Dデータが出来ます。
次回はこの時チャレンジした位置補正アリとナシの点群データを紹介したいと思います。
----------------------------------------------
ブログランキングに参加しています。ポチっとして頂けるととても励みになります。
応援宜しくお願い致します。m(_ _"m)