UAVを用いた写真測量
3DModelingを行うのに、地上レーザースキャナーやドローンで写真測量をして、現況の3Dモデルを作ります。
最近ではiPhoneに搭載されているLiDARセンサーや写真や動画から簡単に3Dモデルが作成出来るようになった。
このLiDARやフォトグラメトリやNeRFなどについては追々書くとして、今回はドローンで行う写真測量について機種の選定について書きたいと思います。
ドローンで写真測量を行うには、自動航行が必須です。
なぜ自動航行させなければならないのかと言うと、ドローンを用いた写真測量の規定にオーバーラップ率とサイドラップ率があるからです。
空中写真測量の場合はオーバーラップ率60%程度、サイドラップ率30%以上を標準としています。
三次元点群測量の場合はオーバーラップ率90%以上、サイドラップ率60%以上を標準としています。
上記のOL・SLを確保しながら撮影させるために、自動航行に対応したドローン機種が必要になります。
3D表現がよりよく綺麗に表現させたい場合には、カメラアングルを変えて撮影したりします。
さらに細かい事を言えば、使用する解析ソフトによって最適なラップ率に違いがあるので、精度を求められる写真測量を行う場合には注意が必要ですが、凄腕のパイロットでも難しい撮影だと思いますので、自動航行できるアプリを使ってそれに対応した機種を選定することをお勧めします。
産業用ドローンで写真測量に特化したドローンもありますし、ドローンを自動航行させるためのアプリもあります。
対応した機種を購入すればUAVを用いた写真測量ができます。
ドローンを購入したら、まず機体の登録をしましょう。
国土交通省 - DIPS
https://www.ossportal.dips.mlit.go.jp/portal/top/
昨年から義務化になりましたので、機体ID番号を取得し、リモートIDを搭載して飛行させなければいけません。
次に飛行禁止区域の確認をしなければいけません。
これは国土地理院で公開している地理院図で確認することが出来ます。
国土地理院 - 地理院図
https://maps.gsi.go.jp/#8/35.556250/139.731674/&base=std&ls=std%7Cdid2020%7Ckokuarea&blend=0&disp=111&lcd=kokuarea&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m
飛行禁止区域で飛行させたい場合や規制されている飛行方法でドローンを飛ばしたい場合は、先ほど紹介したDIPSで飛行申請を行います。
今年からドローンの免許もできたので、取得できると飛行申請が免除されたりもします。
ドローンの免許についても今度詳しく書こうと思います。
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