鉄筋探査
昨年度担当した工事で設置したボックスカルバートの呑口側両サイドにウイングを付けなきゃならなくて、ドリルで穴をあけ差し筋アンカーをしなければいけなかったんです。
ボックスカルバートの鉄筋に当たってもダメだし、切断するのは勿論ダメ。
当初の設計図を確認し、メーカーにボックスカルバートの配筋図をもらって、アンカー施工位置を確認すると・・・。
「違う・・・」
メーカーの配筋図が正しいということで、アンカー位置の設定をやり直し、構造計算もやり直し、OKが出たところで現場のボックスカルバートに印をつけて最終確認です。
鉄筋探査機を横方向に動かすと、鉄筋の入っている位置と深さ(かぶり)が画面に表示されます。
これでボックスカルバートの鉄筋に当たらない位置を最終確認し、ドリルで穴をあけ差し筋アンカーを施工しました。
私の経験なのですが、設計図を鵜呑みにし確認を怠って施工すると、間違える場合があります。
構造物は構造計算や安全率がそれぞれに設定されており、間違えるとその後の維持管理でとても大きな問題になることがあります。
間違えて施工した場合、その部分の品質が低下し壊れやすくなったり、続きの作業や工事に影響があり、最悪のパターンだと取り壊してもう一度作り直すなんてことも現実に起こります。
工事には気を付けなきゃならないポイントが沢山あるので、確認をしながら工事を進めることがとても重要です。
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