混和剤

コンクリートには品質を高めるために入れる混和剤があります。

なかなか面白いもんで、最低限4種類くらい知っておくと、高品質のコンクリートを打設するためにも、施工時のワーカビリティーを確保するためにも、とても良い知識になります。

混和剤

  • AE減水剤 - AE減水剤は、セメント分散作用と空気連行作用を併有する混和剤で、気泡の連行と単位水量の減少及びセメントの水和効率増大の効果が期待できる混和剤のこと。
  • 急結剤 - セメントの水和反応を早め、凝結時間を著しく短くするために用いる混和剤のことで、冬の凍結防止にも役立つ混和剤のこと。主成分は塩化カルシウムや珪酸ソーダで、水量を調整し硬化時間を調整する。
  • 流動化剤 - あらかじめ練り混ぜられたコンクリートに添加する混和剤で、コンクリートの流動性を増大させるために用いる混和剤のこと。作用機構や主成分は高性能減水剤とほぼ同じ。
  • 耐寒剤(耐寒促進剤) - セメントの水和反応を促進し、厳冬期におけるコンクリート打設後の初期凍害を防止する目的で開発された混和剤のこと。

AE減水剤は配合されて出荷されるが、他の混和剤は発注して添加してもらうか、現場で添加する。

土木ではほぼ流動化剤を使う事がないが、管口仕上げなどでモルタルに急結剤を混ぜながら使ってるのを良く見るし、冬のコンクリート打設工事で耐寒剤入りのコンクリートを打設しているって話を聞くことがある。

基本的には防寒囲いを設置し、サーモスタッド+ジェットヒーターで加熱養生をして温度管理を徹底するのだが、防寒囲いの気密性に限界があるため、めちゃくちゃ寒い時にやむを得ず耐寒剤を添加してもらう時がある。

これも経験だよね・・・。

息吸うと鼻毛も凍るような気温の時にコンクリート打設する時だってあるんだから、そんな時にコンクリートの品質を確保しなければいけないんだから当然ですよね。

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