安全第一

いろんなところで目にすることの多い「安全第一」

何の気なしに目に入ってたものだから、なぜ安全を第一にするのかなんて、何にも考えたこともなかったよ・・・。

調べてみると・・・

「安全第一」とは、工場や建設現場などの職場や現場において安全を最重要として考える標語(スローガン)です。

安全第一(Safety-First)の標語(スローガン)は、1901年に当時の世界第一の製鋼会社となったUSスチール(現USX社)より設立されました。

1900年代初頭のアメリカ合衆国は、非常に不景気で生産設備においても荒れ果て、大災害が相次いでいた社会的状況でした。

USスチールの社長であったエルバート・ヘンリー・ゲーリーは労働者たちの苦しむ姿に非常に心を痛め、「同じ神の子である人たちがこんな悲惨な災害を被り、不幸な目に合っているのは見るに忍びない」と考え、業界一般の経営方針である「生産第一、品質第二、安全第三」を「安全第一、品質第二、生産第三」に改めました。

この改めた経営方針は、第二次世界大戦時の労働者不足で非常に大変な時期でも、生産性も高く、災害も無く、品質も優れていて「Safety-First」は全米を一世風靡しました。

大正5年、北米旅行を続けていた前逓信省管理局長の内田嘉吉氏は、アメリカ国内の行く先々で「Safety-First」という文字を目にし、大きな感銘を受けたそうです。帰国後、大正5年(1916年)に安全第一運動を提唱しました。

これにより、日本に安全第一が広まって定着したのです。

安全第一は、多くの工場や工事現場において「安全第一」の看板や垂れ幕を見かけますが、作業者の注意力喚起のために利用されています。

もともと、安全第一というスローガンはトップに課せられる経営姿勢の事を指していて、作業者だけではなく、まずはトップの経営姿勢に対する言葉であることを認識しなければなりません。

安全第一に作業を進めゼロ災害を目指していくことも、トップの決意表明がとても大切になることを忘れてはなりません。

人を守るために改められた経営方針が、それまで以上の良い結果をもたらし、それがやがて世界に広まったって話。

私みたいに何の意味も知らずにただある流れに乗ってちゃダメなのよ。

意味を知ったことで、これから担当する現場に生かせるように、もっと勉強しなければいけない事が沢山ありますね。

家に帰るまでが仕事なんで、みなさんもご安全に!

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