測量士・測量士補
私が一番最初に取得した国家資格。
数学が大嫌いで、高校3年間ほぼ赤点だった私は、追試でなんとか卒業することが出来た苦手な分野。
商業高校卒業の私にとって、測量なんて何をする仕事か全くわからないところからスタートしているので、測量会社入社当初はまず測量とは何ぞやってところから勉強しなければいけず、並行して仕事も覚えなければいけなかったのでとても苦労したのだが、1級建築士の知り合いに言われた一言が、当時の私にとっては一番しっくり来たかな?
「地球に印をつける仕事」
測量士補とは?
測量士補とは、測量業者に従事して測量を行うために必要な国家資格であり、測量法に基づき、国土交通省国土地理院が所管していて、名称に「補」が付く通り、測量業者に従事している測量士が作成した計画に従って測量を行う、測量士の補佐を行う技術者に求められる資格のこと。
- 大学で測量に関する単位を取得して卒業した者
- 高等専門学校の土木科等を卒業した者
- 測量に関する養成施設で1年間の知識及び技能教育を受けた者
- 測量士補試験に合格した者
上記のいずれかに該当すると測量士補の資格が与えられる。
測量士補試験の受験資格は、年齢、性別、学歴、実務経験などに関係なく受験可能です。
毎年、5月中旬頃に実施されます。
測量士とは?
日本において測量業者に配置が義務付けられている国家資格。
測量法に基づき、国土交通省国土地理院が所管している資格で、測量士は、測量業者の行う測量に関する計画を作成し実施する。
- 文部科学大臣の認定した大学、短期大学、又は高等専門学校において、測量に関する科目を修め、当該大学等を卒業し、測量に関し実務経験(大学は1年以上、短大・高専は3年以上)を有する者
- 国土交通大臣の登録を受けた測量に関する専門の養成施設において、1年以上測量士補となるのに必要な専門知識及び技能を修得し、測量に関して2年以上の実務経験を有する者
- 測量士補で、国土交通大臣の登録を受けた測量に関する専門の養成施設において、高度の専門知識及び技能を修得した者
- 国土地理院が行う測量士試験に合格した者
上記にいずれかに該当すると測量士の資格が与えられる。
測量士の受験資格は、測量士補と同じでどなたでも受験することができます。
試験日も測量士補と同じ時期で、毎年、5月中旬頃に実施されます。
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私のように、数学が苦手で毎年勉強して受験しても一向に受かる感じがしないと感じたのなら、国土交通大臣の登録を受けた養成施設で1年以上勉強するのもアリだと思います。
私は2年目、3年目に測量士補試験を2回受験しましたが落ちまして、毎年怒られるの嫌だなぁと思っていた3年目に、測量専門学校卒業の同学年の新入社員が入ってきました。
「同じ年齢だから、お前はあいつの名前で仕事しろ!」と社長に言われ、とても悔しい思いをしたのもあって、そんなこと言う社長の力なんか借りたくないと、休職して専門学校へ行く決意をしたのを思い出しました。
3年間仕事した期間の内、休みを除いて2年以上の実務経験が有ったので、専門学校卒業後申請をして測量士の資格が与えられました。
土木の仕事をするにも測量はつきもので、取得しといて間違いなく損はしない国家資格ですので、ぜひチャレンジしてみてください。
ちなみに私は専門学校卒業後に休職していた職場へ戻りましたが、当時の社長や上司に「お前は金で資格を買ったのだから、測量士としての知識も技術も無い!」ってバカにされたので、腹が立って退職願を叩きつけたら「休職していた期間、毎月10万やったんだから返せ!」と罵倒され、5年働けばチャラになるという考えのもと、120万円÷60ヵ月=2万円→復帰後6か月しか在籍しなかったので、120万円ー(2万円×6か月)=108万円となりましたが利息も取られ、結局120万円払わされて退職しました。
今考えるとそのような契約もしていないし、書類も交わしていなかったので、その時に訴えれば勝てた事例のように思えますが、当時はそんな知識も無くただただ言われるがままに銀行から借金して120万円払いまして・・・。
早くこんな職場から逃げたいという一心で、視野が狭かったんだと思います。
もし私のように休職して専門学校へ行くにしても、きちんと在籍している職場と相談して、会社からサポートしていただけるなら、助成金なども最大限利用できるものは利用して、サポートしてくれる内容をきちんと書類に残し、お互いに押印して確認して、先の事をしっかり見据えてから決断することをお勧めします。
私のように嫌な思いをして失敗する人を出したくない・・・。
それだけ測量業者や土木業者にとって必要とされる国家資格ですし、測量士を取得出来たら独立開業も出来ますからね。
勉強して知識を身に着けるだけでも価値があると思います。
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