施工体制台帳
工事を行う上で必ず必要になる書類。
会社名・住所・電話番号・社会保険・雇用保険・退職金共済制度の加入状況・配置技術者名・資格などなど、契約状況や分担している作業がわかりやすいように内訳書もそろえなければならない。
これらの書類を揃えて発注者に提出し、体制を整えてから現場に乗り込むのが基本。
とはわかっちゃいるんだけど、なかなか揃わないんだよねぇ・・・。
全建様式と札幌市の様式とあるし、統一されていないから、どちらかの様式で作ってきても修正しなければならないこともあるくらい、とても手間のかかる面倒な書類。
中身はほとんど同じでも、様式が違うというのはとても無駄に感じるけど、発注者がどこかわかれば使う様式がわかる書類なのに、面倒だからと慣れた方で提出してくる下請けさんに対して私は「え?」って思うんですよね・・・。
キツイこと言えば「何年やってるの?」って思うんですよ。
私が元請として工事を担当したら、書類の中身を確認して、下請け業者のレベルを判断しています。
生意気なのはわかっていますけど、20年以上この仕事をしていると、書類がきちんとしている会社は施工もとてもしっかりしていることが多く打合せしていても話が早い。
逆に書類がいい加減でめちぇめちゃな会社は、現場でも自分勝手なことが多く何様?って聞きたくなるような事が多いように思う。
現場がスムーズに進むように、それぞれのレベルに合わせて話をし、調整しなければならない現場代理人はとても大変です。
下請けだけじゃなく、発注者もだから、本当に苦労が絶えないんですよね・・・。
経験を積んでこの業界に長くいると、発注者の監督が自分より若いってことも影響するし、下請けの社長はおじいちゃんでデジタルに疎いことが多いので、どっちにも教えるってことも度々あるんです。
この間、下請けの社長に「図面をPDFで欲しい」と言われたので枚数が多かったのでZIPで圧縮して送ったら・・・。
打合せのその日に図面を持って来ていなかったので
私:「あれ?送った図面はどうしたんですか?」
社長:「開けなかった。俺でも開けるデータを送ってくれよ。」
私:「今日打ち合わせにならないじゃないですか・・・。送ったその日に言ってくれたら対応したのに何故言ってくれなかったんですか?」
社長:「別にいいかなと思って。」
これで1日パーにしました・・・。
こんないい加減な社長でも会社経営出来てやっていけてるんだから、私も土木技術者をサポートするような会社を立ち上げようかな。
D-LINK動きます!
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