土量計算

土木の仕事で当たり前に扱う土。

以前説明したように、水分を含んでしまうと体積と性質が変わってしまうのだが、土量計算する時に注意しなければいけない事がある。

それは作業する土質の土量変化率で、ここでいう作業とは「ほぐし」と「締固め」のことを指します。

土質によってこの「ほぐし」と「締固め」の変化率が違い、掘削する土量、運搬する土量、締固めた土量とそれぞれの関係性があり、それを変化率を使って計算する。

この事は試験によく出るので、きちんと理解していなければならないのだが、私はなかなか理解できなくて混乱したんですよ・・・。

恥ずかしい話、2級土木施工管理技士の試験に3回も落ちてるんで、毎年勉強する度「またこれか・・・」と頭を悩ませていた。

同じ土がなぜほぐして増えて、締固めて減るのか・・・。

バカな私でも理解できたのは「空気=空隙」です。

バックホウなどで地山を掘削すると、空気も混じった状態で極端に言うとフカフカの土になる→増える(ほぐし土量)

地山の土をローラーなどで転圧すると、隙間にある空気が少し抜ける→減る(締固め土量)

これを基本に上記の三角関係を考えたら理解できるかなと思います。

掘削機械でほぐした状態を想像すると、岩石などはなかなか細かくならずにゴツゴツした感じで空気が多い。

それに比べ砂などのもともと細かい粒子の物は、隙間が小さく掘削機械でほぐしても空気が少ない。

「ほぐし率 L」と「締固め率 C」を使って計算をして、工事に必要な土量を算出する。

私が混乱したのは地山に空隙ってあるの?ってことで、掘削作業を見ている時に、地山を見てどこをどう見てもパンパンに土が詰まってるようにしか見えなくて、ほぐして増えるのは理解できたけど、締固めて減るのが理解できなかった・・・。

よくよく考えてみたら、パンパンに詰まってカッチカチのところって、掘削機械で掘るの大変だよね。

多少の空隙があるから掘れるんだよね・・・。

単純なようで難しいです。

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