製図

今の時代になかなか手書きで製図する事なんてほとんど無いんだけど、私が新卒1年目の頃はまだまだ手書きの時代でして・・・。

CADがそんなに普及していなくて、ソフト自体もかなり高かったので、0.3mmのシャープペンシルで定規使って手書きで図面を作っていたんです。

いろんな製図道具があって、それらを駆使しながら、寸法を間違えないように綺麗に書いていました。

三角定規・三角スケール・ハケ・テンプレート・分度器・コンパス・ドラフティングテープ・字消し版などなど、今ほとんど見ることの無くなった製図道具を使って作業していた日々が懐かしいです。

紙にシャープペンシルで書いたものを、マイラーと呼ばれる伸び縮みの少ないポリ製の透明フィルムに、インクで書き写す。

この書き写す作業をトレースと言うのですが、要はなぞる作業です。

専門にやっているトレース屋なるものも存在していて、測量して図面を書き、トレース屋に持って行ったのが、それまでの一連の流れでした。

紙に製図している時やトレースをしている時、紙やマイラーが汚れないように、薄手のドラーバー軍手をみんなはいていたんですよね。

右の写真のように指先だけ出るようにカットして・・・。

懐かしいなぁ・・・。

これハメて製図している時、なんだか綺麗に製図できる気がしたし、カッコいいと思っていたんだけど、この年齢になって冷静に昔の事を思い出したとき「ダサッ!」って恥ずかしくなっちゃった。

だって私は三角定規の使い方がいつまでもわからず、先輩や上司にこっぴどく怒られる日々だったので、そんな奴が勘違いしてるなんて恥ずかしいじゃん。

皆さんは知っていますよね?

三角定規で平行に線を引く方法。

単純なこの事がいつまでたっても出来なかった私は、三角スケールで2点から3点幅を測って小さい印をして、その印を結ぶという方法で平行な線を引いていました。

算数・数学が大嫌いだったけど、そんなの理由にならないよね・・・。

今はCADで平行線ポチッって感じだもんね。

良い時代になりました。

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